電気設備のメンテナンス
1.キュービクル変電所清掃

キュービクル変電所清掃とは
年次点検時に合わせてキュービクル内を清掃し、
きれいにして事故、不具合を発見しやすくします。
汚れ、埃、粉塵による事故を未然に防ぐことができます。
また、不具合箇所を発見しやすくなるため、事故防止につながります。
清掃内容
- 変圧器の碍子をシリコンを使用して清掃する
- 各、絶縁物の清掃
- 遮断器、負荷開閉器の絶縁物の清掃
2.接続部の増し締め点検

接続部の増し締め点検とは
電気的に接続されている箇所(接続部)の点検、緩みがないか確認します。
接続部分が緩んでいると、加熱による火災や停電事故となる恐れがあります。
電気火災、電気事故を未然に防ぐためにも、増し締め点検をしっかりと行っていきます。
点検内容
- 適正トルク工具にて確認
3.総合シーケンスチェック
総合シーケンスチェックとは
各継電器、および各センサーが決められた通りに動作するか確認します。
チェック内容
- 各継電器の接点動作確認
- 各センサーの接点動作
4.コンデンサ設備の点検
コンデンサ設備の点検とは
油漏れが無いか、異常な膨らみが無いかの確認を行います。
コンデンサの異常を事前に発見し、コンデンサの破裂・電気事故を防止するために行います。
コンデンサは劣化すると、ケースの膨れや発錆、腐食、油漏れなどが発生します。
そのようなコンデンサの状況を把握し、事前に更新のアドバイスをすることができます。
点検内容
- 電流測定
- ケースの温度管理
- 異常音の有無
5.各遮断器・断路器の点検、清掃
各種遮断器・断路器の点検、清掃とは
絶縁物の埃、粉塵、汚れを取り除きます。
遮断器の接続部、接地線などに緩み、破損が無いかの確認も行います。
点検・清掃することで、
- 絶縁ケースの汚損、亀裂等
- 異臭や異音
- 操作機構部、端子部の錆
- 端子部のネジの緩み、過熱変色
などの事故につながる恐れのある異常を発見します。
点検、清掃内容
- 目視で確認
- 遮断器単体の絶縁抵抗測定
- 開閉動作はスムーズに行うことができるか